自分の中の偏愛を育てる自分自身のコミュニティを作る時代②

同じコミュニティにいるのに嗜好が違う人がいる

前回の続きです。

今世の中には多様な種類のコミュニティが存在しており、インターネットのおかげで空間を超えてコミュニティに所属することができ、大きなニーズは満たしきっています。

ただし空間を超えたことでコミュニティ自体はどんどん大きくなってきています。そうすると、同じコミュニティの中でも、細かい嗜好が異なる人が増えてくることになります。

Aさんとは合うけど、Bさんとは合わない。でも同じコミュニティにいるから仲良くしないとなぁ、というシチュエーションが増えてきます。

もう少し具体的に言うと、例えば漫画キングダムが好き、というコミュニティがあったとします。

でもキングダムが好き、の中でも、戦略の駆け引きが好き、という人もいれば、戦術の緻密さが好き、という人もいれば、政争が好き、という人もいます。またシンプルに個性的なキャラクターが好き、という人もいます。

その場合、キングダムが好き、と一緒くたにしても、微妙に嗜好の違いが現れ、麃公が好きという人と、政と呂不韋の政争が好きという人では話が噛み合わないことも増えてきます。

そうすると、これから求められるのはより細分化された嗜好に対応することができる土台を用意することです。

これからはよりわがままに自分の好きを追求することができる

私は、これからはより自分の嗜好に合った自分だけのコミュニティを作って行く時代、と捉えています。

コミュニティを作ると言っても、もちろんコミュニティのオーナーになる必要はなく、ただただ自分のより細分化された好き・興味の旗を掲げるだけです。その旗を中心として人が集まるコミュニティとなります。

そういうコミュニティを複数持つことで、時と場合に応じて参加する場所を変えることができ、合わない人がいるところには参加しない、もしくはより細分化したコミュニティを作ってしまう、というとても自分にとって優しい自分だけのコミュニティを構築していくことができます。

インターネットというもの自体が本来そういうものですが、これからはより気軽に、そしてより具体的に何が好きかということを体現でき、参加できる、そういったプラットフォームが必要になるのではないか、と考えています。

そのプラットフォームの一つの形としてソロカンが機能できればと考えています。

ある意味で今は偏愛の時代と言うこともできます。よりわがままに自分の好きを追求していくことができる時代。

その時代に合った形でソロカンが進化していければなぁ、と日々考えながら改善を進めているところです。