リニューアルの経緯と旧Solokanの問題点②

安心がウリのはずが不安感ばかり

再度Solokan β版の問題点を明確にするために、実際に使って頂いているユーザーの方に直接インタビューをお願いして課題の洗い直しをしていきました。

ちなみにこのタイミングでは、Solokan β版を使っていない方も含めて10名ほどの方に色々意見を伺いました。

そうして整理した問題点としては正直たくさんありました。

安心感のために必須だと考えていた証明書提出のハードルが高かったこと、「店」×「日時」×「人」の掛け算になっているためマッチングがしにくいこと、あまり使われてないから使いづらいこと、サイトとしての特徴・魅力が弱いこと、UI/UXなどデザイン面の問題、などなど。

そして何よりも参加者の不安を取り除くことが全くできていない状態でした。

特徴として「安心」と言っていたにも関わらず、全く安心できないサイトになっており、結果全く気軽に参加できないサイトになってしまっていました。

もちろん不安にも色々種類があります。そもそものサイトや運営についての不安もあれば、参加者についての不安もありますし、イベントについての不安もあります。

どの不安についても明確に取り除くことができていなかった、という面がありました。

ひたすら考え続ける日々

それらに気づいたのなら、そこからすんなりリニューアル、となれば話は早いのですが、ここからが大変でした。

課題は山ほどあります。その課題を解決するサイトを作る必要があるのですが、抱える課題が多すぎてなかなか明確な解決策が出てきませんでした。

ここからはひたすら考えまくる日々です。あーでもない、こーでもない、とひたすら自問自答し続け、あるタイミングで「あれっ、これいいんじゃないか!」という案が出てきます。

それが「濃いコネ(仲良し)を育成するためのサイト」です。

プライベートでコネを作るためにイベントに参加してコネ(仲良し)を作っていくというサイトです。

なぜコネなのか、なぜ育成なのか、など色々しっくりくる理屈があり、一気に形をまとめていきました。

結果的にこの「濃いコネ(仲良し)を育成するためのサイト」は日の目を見ることはなかったのですが、その辺りの理由については長くなってきましたのでまた次回にします。